銭湯跡を歩く
北牟婁郡海山町 『名称不明』跡

■訪問日
 2004年2月2日(月)

■所在地
 北牟婁郡海山町相賀

■訪問記
 海山町の中心である相賀の町の駅前通りと平行に伸びる
 仲町の通り沿いにこの銭湯跡は残されている。
 ちょうど浅いクランク状になっておりその分道幅が広くなって
 いる。
 玄関は小ぶりの破風とその下に番台がその向こうにあった
 であろう窓が確認できる。また軒下には暖簾をかけるフック
 も残っている。
 
 この銭湯がどういう名前で営んでいたのかを調べるために
 すれ違ったおばあさんに尋ねても50代前半の男性に尋ね
 ても「上海道さんとこの湯」と経営者名で呼んでいたらしく
 なかなか判明せず、魚屋や床屋に至っては直接聞こうにも
 呼んでも応答無し。それならと直接訪ねても中から人の出
 てくる気はなく結局屋号はわからず仕舞であった。それだけ
 昔に閉められたのだろう。
 開いていた玄関から中を覗くと、木製の風呂場の扉、格子
 状の天井と扇風機を見ることができた。